世にも奇妙な物語

怖いんだけどなんか見ちゃう。やっぱりおもしろいなぁ。連作短編っぽいの好きです。乙一とかね。

  • 才能玉

人に眠る3つの才能を呼び起こすチュッパチャプスの話。
最初うえきの法則みたいなのかと(^^;
最後の才能の使い方ってなんかのマンガで見た気がするんだよなぁ…。
犯罪者の気持ちが分かるから警察になって大活躍!って感じの。
まぁありきたりといえばありきたりなんですけどね。

人の記憶を売買する話。
嫌な記憶を消したいって誰でも思ったことがあるのでは?
でもねー。どんな嫌な記憶でも自分の記憶は自分のものなわけで。
私の頭の中の消しゴム」とか「明日の記憶」とか「博士の愛した数式」とか見ると残しときたくなるよ。
例えどんな記憶でも。

  • 雰差値教育

理想の授業とは?という話。
人間関係を大切にする、個性を大切にする…
言ってることは正しいけれど、やってることは偏差値教育と同じなんだよね。
しかも結果まで同じというおまけつき。先生は大変ですね。
教員免許取らなくてよかったー。

  • 午前2時のチャイム

「マスクの女」という都市伝説の話。
都市伝説は本当になっちゃうよ?
「ないだろう」と思っていても、本当にありそうなのが都市伝説。
自分が住んでるのは田舎ですけど何か?
・・・そういう都市じゃないのは分かってるのでご心配なく。

  • 回想電車

昔の思い出。只のサラリーマンの人生にもいろいろあったのよ、っていう話。
タイトルからしてもうオチは見えたようなもんです。
これを見ていて、バンプの「銀河鉄道」が頭の中で流れてきました。「車輪の唄」の続編の歌詞らしいんですけど、

誰もがそれぞれの 切符を買ってきたのだろう
今までの物語を 鞄に詰めてきたのだろう
荷物の置き場所を 必死で守ってきたのだろう
これからの物語を 夢に見てきたのだろう
人は年を取る度 始まりから離れていく
動いていないように思えていた 僕だって進んでいる

泣きたくなるね。いい歌だ。あの場面に合ってるよ。


弘兼憲史のマンガっぽいなぁと思いましたが、赤川次郎の小説が原作だったようです。作風似てません?